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有機野菜とは?その意味は?そもそも野菜は有機物だし!

有機野菜。健康にいいって言いますよね。まぁなんとなく無農薬野菜のことだって勝手に思ってるんですが、それで合ってますか?そもそも「有機」ってどういう意味なんでしょう。もともと野菜は有機物だから野菜に有機ってつける必要もないような。うーん、よくわからん。
photo credit: Haymarket via photopin (license)

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野菜は有機物です!

そもそも「有機」とは有機化合物のことを言うわけですよ。いわゆる有機物。
これは簡単に言うと炭素が含まれているかどうかってことです。
例えば砂糖は燃やすと炭になるので炭素が含まれている有機物。塩は燃やしても炭にならないので無機物です。
化学式でも砂糖、というか砂糖の主原料のショ糖ですが、C12H22O11で炭素Cが含まれてます。塩はNaClで炭素なし。

なぜか思いがけず化学式なんか調べたみたりしましたが、それはそうと野菜も有機物です。焼肉の時に野菜焼いたら焦げて炭になるし。なので有機野菜の「有機」が有機物の「有機」であるなら、もともと有機物である野菜に「有機」なんてつける必要はないわけですよ。だって当たり前ですから。
ということはやっぱり有機野菜の「有機」は有機物って意味ではないはずです。じゃあ何なのかと。

 

「有機」の意味

さて「有機」の意味ですが、まず有機野菜は有機農業によって栽培された野菜ということなので、有機野菜の「有機」は有機農業の「有機」ということになります。では有機農業の「有機」は何か?

有機農業とは「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」と法律で定義されています。
ちょっとわかりにくいですが、ここで言う科学的に合成された肥料が無機化合物によるものだったので、これを使わずに伝統的な有機物である肥料を使うこの農業に「有機」という単語が象徴として使われたそうです。
やっぱり野菜自体が有機物か無機物かってこととは関係なかったわけで。まぁそりゃそうです。じゃないとおかしいですしね。

つまりこの化学合成肥料や化学合成農薬を使わない農業を象徴する言葉が「有機」ってことです。

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有機野菜とは

「有機」の意味がわかったところで今度は有機野菜とはなんぞや?ってことですが、これは農林水産省で制定された規格(有機JAS規格)に適合した生産条件下で作られたことが認められた野菜ということになってます。これは化学肥料を使ってないとか、遺伝子組換してないとか、禁止農薬を使わないとかそういったことが条件とされています。
まぁ簡単に言うと上に書いた有機農業で作られた野菜ってことでいいかと。

 

有機野菜と無農薬野菜の違いは?

冒頭に有機野菜のことを勝手に無農薬野菜のことと思っていたと書きました。これはどうなんでしょ?

無農薬野菜。これは文字通り農薬を使わないで栽培された野菜のことを言います。
ただ、この「農薬を使わない」ですが、今回の栽培について「農薬を使わない」って意味なんです。
つまり前回の栽培時に農薬を使っていて土壌に残留農薬があったとしても、今回農薬を使ってなければそれは「無農薬野菜」です。
また無農薬野菜にはもちろんJAS認証はありません。

一方有機野菜は、化学肥料と禁止農薬を使ってない田畑で3年以上栽培したものということなので、去年は禁止農薬を使ってたって場合はダメです。これは無農薬野菜より安心だ!もちろんJAS認証もあるし。ん、でもよく読むと「禁止農薬」って書いてますよ?

「禁止農薬を使わない」ってことは「禁止されていない農薬は使ってもいい」ってことになります。実際禁止されてない農薬も存在するそうですし。

 

まとめ

いつもよく有機野菜って言葉を耳にしますが、有機野菜って認証が必要なものだったんですね。ただ勝手に名乗ってるだけなのかと思ってました。そんな厳格なものだったとは。

有機野菜と無農薬野菜を比較すると、やはりJAS認証もある有機野菜の方がより安心かと。とはいえ無農薬野菜も一般の野菜と比べれば安心度は高いと言えるでしょう。

安心度、僕は正直あんまり気にしませんがね。そんなことより「有機」って単語が気になっただけという・・・。
でもいろいろ調べてより安心・安全な野菜を食べたいと思いましたよ。
ただね、健康と手間とお金のバランスですよね、結局。貧乏性の僕には特にお金!(笑)

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