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ブラック企業の実態に少しキレ気味に辞めちゃった昔の僕

2016/12/21

僕は昔いわゆる「ブラック企業」に勤めていたことがあります。何をもって「ブラック」とするかは人によって色々な意見があるかと思いますが、とにかく僕は「ブラック」だと思ってました。
それでもそれなりに頑張ってたんですが、結局辞めちゃいました。つまり退職したってことですが、辞める時も結構勇気が必要でした。僕だけですかね?
退職するにあたって上司に辞意を伝えるわけですが、なんて言おうかって悩んだ結果かなりのダメダメっぷりも発揮しちゃいましたし。

というわけで僕はこんなブラック会社で働いて辞める時にこんな社会人として最低なことを言ってサクッと辞めちゃいましたっていうお話です。

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ブラック企業とは?

「あの会社はブラックだ!」とかよく言ったりしますが、そもそもブラック企業ってなんなのかと。
残業が月80時間以上だったりとか、そもそも残業代が一切払われてないとか、パワハラが酷いとか・・・まあいろいろあると思います。
ですが結局は個人個人の感じ方によるのかな?とも思います。
Aさんにとってはブラック企業でもBさんにとってはホワイトってこともあるでしょうね。

じゃあ僕はどうして過去に僕が勤務していた会社をブラック企業だと判断したのか。
僕が勝手にブラックって言ってるだけかもしれないですし、ちょっとこの記事を読んでいる皆さんに判断していただきたいなと思います。

 

僕の過去に勤務していた会社

業種は伏せますが、BtoB、企業様向けにあるサービスを販売している会社でした。

1.基本的に飛び込み営業主体。多い時は一日70件の飛び込みがノルマだったりしました。

2.勤務時間は9:00~18:00が定時。実際に帰れるのは毎日23時頃。

3.休日は完全週休二日制でお盆もお正月も休みはしっかりありました。休日出勤も年1回あるかないかでした。

4.給料は結構良かったと思います。少なくとも僕は給料的には満足してました。

1,2,はマイナス要素、3,4,はプラス要素です。

営業ノルマについて

1.の営業ノルマについてはとにかくうるさかったです。3時間おきくらいに現在の飛び込み件数を上司に報告させられてました。ちなみにノルマである70件を達成しないなんてことはありえません。必ず絶対どんなことがあっても達成して当たり前のものです。というか当たり前だと思い込まされているんですが。

これ、台風で大雨の時とか大変でした。東京で働いてたんですが、池袋にサンシャイン60ってビルあるじゃないですか。あれ会社が確か200件ちょい入ってるんですよね。3日間ずーっとサンシャインにいて全社制覇したりしましたもん。でかいビルとかだと70件のノルマは結構楽です。肉体的にはね。精神的にはかなりやられますが。

こんなこと書いてますが、勝手にビルに入って飛び込みとか不法侵入だったりするケースもあると思いますので気をつけてください。
実際クレーム入って警備員につまみ出されたこともありますし・・・いや、もう時効ってことで許してください。

大きな自社ビルで入り口に受付嬢が座っているような会社に飛び込もうと思っても、まぁ無理じゃないですか。受付を突破できませんし。その時上司に相談したらこう言われたのを覚えています。

上司「受付の人だってトイレくらい行くだろ?そのすきに突破しろ!」

これは完全に不法侵入・・・。

ちなみに僕の受注ヒット率は300件飛び込んで1件程度だったと思います。週1件くらいってことですね。率にして0.3%。かなり不毛な戦いのように思えますが、これでもマシなほうでした。ですがやっぱり精神はかなり削られます。

残業について

2,の残業についてですが、これはもう毎日常態的に発生してました。そもそもミーティングが22時頃からとかでしたし、どうしようもありません。

毎週水曜日はノー残業DAYなので21時までに帰れなんていうとってもありがたい制度もありました。21時な時点で定時の18時から3時間経過しているわけでどのあたりがノー残業なんだかいまだにさっぱり理解できてませんが。
なので実際は毎月残業100時間超えてました。残業代はみなし残業ってことで何時間やっても定額で支払われてました。もちろん実際の残業時間から考えると全然足りてませんでしたが。
ちなみにタイムカードなんてものは存在しません。
そのせいで失業保険を貰うときにちょっと苦労しましたが。

失業保険をすぐにもらうために自己都合を会社都合に変更した話。
退職をお考えの皆様方。もう次の仕事は決めてますか?いまの会社を退職してすぐに次の会社にってことなら問題ないのですが、まだ次の会社が決まってない場合問題になるのはお金のことですよ。となれば気になるのは失業保険。以前僕が…

僕のいたフロアには300人くらいいたと思いますが、23時頃にふと周りを見渡した時にほとんどの人がまだ働いていたのを見た時はちょっとゾッとしました。僕だけじゃないという妙な安心感もありましたけど。この安心感は感じちゃいけない安心感だったのはこの時はまだ気づいてませんでした。

この会社はブラックですか?

3.4.についてはまったく文句ありません。これだけならもう大満足でした。
土日もしっかり休みだったのでなんかしようとは思うんですが、とにかく何もやる気が起きなかったのでお金は結構貯まりました。

僕は残業もそうですが、それより毎日ひたすら飛び込み営業ってところが精神的にやばかったです。でも毎日飛び込み営業してる人なんていくらでもいると思いますから、その人達から見れば何甘いこと言ってるんだかってカンジでしょう。

いいんです。だって僕はダメ人間ですから(笑)。いや、笑えないですが。

もちろんこれはあくまで僕の感じ方ですから人によって違うとは思います。
実際当時の僕の後輩が「頭も使わずにただ飛び込みするだけでこんないい給料もらえるなんて僕にとってはもう天職ですよ!」なんて言っていたのも事実です。といいながらもそいつは僕より先に辞めましたけどね。

どうですか?この会社はブラック企業ですか?

 

辞めたくなった瞬間

そんなダメ人間な僕も給料が良かったこともあって耐えてたわけですよ。何気に成績も良かったですからトントン昇進したりもしました。部下もできました。
そんな時、もうこれは完全に自分の責任ですが、風邪ひいちゃったんですよ。
朝熱を測ったら38度5分くらいありまして、上司に電話したんですね。

僕「すいません。風邪ひいていま熱が39度あるんで休みたいんですが。」
上司「あ?おまえが休んだら誰が部下のノルマ監視するんだ?」

いや、あなたがやってくださいよ。ただちゃんとノルマ70件わかってんだろうな、コラっていつも俺に言ってることをみんなに言えばいいだけじゃん・・・。

ハイ、出勤しました。そして僕も70件飛び込みました。マジで死ぬかと思いました。
昇進したのに同じように飛び込むのか?ってお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、昇進したところで飛び込みノルマからは開放されません。プレイイングマネジャーなんて言われて部下を管理しろ、そしてお前もやれってただただ負担が増えるだけでした。これなかなか時間的に厳しいものがありましたね。給料はちゃんアップするのでそれはそれで良かったんですが、この時に初めて本気で辞めたいって思いました。
いや辞めたいとは毎日思ってましたが、この時から本気で考えるようになりました。

そしてある日、いつものように元気に?飛び込んでたんですよ。確か中目黒あたりだったと思います。
ちなみに飛び込みエリアは前日に適当にブロック分けして決められます。基本23区は完全に地図を塗りつぶすカンジで。ローラー営業ってやつですね。

その日はめちゃくちゃ暑い日でしかも与えられたエリアが完全に住宅地でした。
訪問先は企業様ですから住宅地じゃどうしようもないわけですよ。でもノルマは70件。午前中に少なくとも30件は行っておかないと午後がキツイ。でも住宅地で訪問先が見つけられない僕は汗だくで駆けずり回ったにもかかわらず、その日午前が終わった段階の訪問件数は10件程度でした。

そんな時、例の上司から電話が。

上司「おまえいま何件くらいよ?」
僕「10件くらいです。」
上司「あ、この時間で10件とかやる気あるの?」
僕「いま僕の周りにあるもの言いましょうか?喫茶店、美容室、クリーニング屋・・・そもそもこんな企業が無いようなところでいったいどうすれば・・・これでも朝から頑張ってまわってるんですが。すみません。」
上司「あ・・・そうか。それはそうと午後60件やれるんだろうな?

あーもうどうでもいいやーって気分になりました。

僕「えーっとやれないので辞めます。」
上司「いや、落ち着け。今日はやれるだけでいいから。」

ちょっと強く出たのでびっくりしたようでこれで終わりましたが、とにかく僕が最初に上司に「辞める」って言ったことになります。
既にちょっとガキっぽい対応ですな(笑)

この時からもう辞めることしか考えられなくなりました。
あとはいつ辞めるか?ですよ。これ、結構重要。

 

辞めてやる!

部下がいるとはいっても僕がやめたところで誰も大して困らないんですよ。
実際離職率はかなり高かったですし、引き継ぎとかも特にありません。だって飛び込むだけですし。
過去に辞めた人を見ても辞意表明を辞表提出と退職は同時。1日で終了です。このあたりもブラックならではですが。

ですので辞めるっていう日=退職日です。
それをいつにするかってことですが、冬のボーナス支給日にしました。
そんな日に辞意を表明しようっていう僕も十分ブラックですが、もらえなくなったらイヤですもん。

さて、ボーナス支給日当日。
ボーナス自体は銀行振込ですので明細書を上司から渡されました。
全員渡された後、みんな今日も70件のノルマ達成のためにそそくさと営業に出発するんですが、僕はそのまま留まりました。
そしてツカツカと上司の前へと進み、昨晩から考えていた捨てゼリフ僕の今の気持ちを正直に伝えました。

「えーっと、やる気が無いっていうかモチベーションゼロっていうか、こんな奴雇って
ても無駄だと思うんで辞めます。」

いやー我ながらブラック。辞める人間としてブラック。ダメ人間です。と言うかまったく大人の社会人の対応ではありません。でも相手もブラックだからいいやー。そんな気分でした。

しばらく止められましたが、前にも辞めるって言ったこともあってある程度は察してたようで、なんとか受け入れられました。
その後総務部に言いに行ったら辞職願のフォーマットを渡されてこの通りに書けと。さすが慣れてらっしゃる。

そして自分の席に戻って身辺整理を始めると今日届いたばかりの僕の名刺が1,000枚!

ところでみなさん名刺を1,000枚とか一気に頼んだりします?
飛び込む時に資料も一緒に渡すんですが、その資料に名刺をホチキス止めしろって言われてたんですよね。それで2枚くらい使います。
もちろん名刺交換でも直接渡すわけで計3枚。
1週間の出勤月曜日~金曜日で5日。
3枚×70件×5日=1,050枚。1週間持たねえ(笑)。

この資料ってのも毎日コピーするんですけど、1件あたり5枚くらいコピーします。
ということは5枚×70件で350枚。毎日一人あたり350枚もコピーするんです。
ちなみに営業マンは300人くらいいたので・・・計算するのが怖い。
エコ活動に真っ向から反発してますな。紙資源の無駄遣いがハンパない。

その300人に対してコピー機が4台。もう毎日コピーが大渋滞。
どうですか?ブラック感伝わりました?

話が飛んじゃいましたが、その届いたばかりの1,000枚の名刺、ただ捨てるわけにもいかないのでひたすら誰もいない営業フロアでひたすらシュレッダーしました。手裏剣ごっこみたくパパパッって。全然楽しくはなかったですが。

こうして無事ボーナスもいただいて退職することができました。

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まとめ

「えーっと、やる気が無いっていうかモチベーションゼロっていうか、こんな奴雇って
ても無駄だと思うんで辞めます。」
これが僕はブラック企業を辞める時に言った言葉だったわけですが、皆さんはこんなセリフ言っちゃダメですよ。もっと大人になりましょうね。こんな捨て台詞を吐いて辞めるような奴は社会人失格です。僕はダメ人間だからいいんです。
ちなみに後悔は一切しておりません(笑)。
いや、ほんとにもう限界だったんですよ。精神的に。
でも僕もあの頃よりも強くなりましたから、今ならもっと大人な対応が・・・。

でもね、辞めた直後が意外と大変だったんですよ。
僕、会社で借り上げてたマンションに住んでたんですよね。辞めたので当然出ていかなきゃいけません。それも1週間以内に出て行けと。
とりあえず実家に帰ろうと思ったんですが、この時住んでたのは東京で実家は北海道札幌市。この後仕事を東京で探すか札幌で探すかも決めて無かったので荷物をどうするかですよ。
考えた結果、とりあえず東京でトランクルームを借りて荷物を全部ぶち込んで札幌に帰るってことにしました。もう急いでトランクルーム探して荷造りしてレンタカー借りて運んで・・・ってなかなか大変でした。

結局その後札幌で転職したのでその荷物はトランクルームの会社に言って直接札幌まで送って貰ったんで結構お金かかっちゃいました。

というわけで、僕がブラック企業を辞めたお話でした。

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-労働関連

雑談。ひまつぶしにどうぞ(笑)

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