ウイルス性のいぼ。なかなか治らないって言いますよね?僕もいつのまにかできてたんですが、ホントになかなか治りませんでした。液体窒素で焼いたりするんですが、一向に治らない。ですが最終的にはキッチリ撃退しました。実はある一言を病院の先生に言ったら急に治っちゃったんですよ。まぁ結局は気合いだっていう話なんですがね。
ウイルス性のいぼとは?
僕をさんざん悩ませたウイルス性のいぼとはこんなやつです。
ウイルス性のいぼの画像はこちらから(google画像検索結果です)(グロ注意!)
うーん、グロい。
といっても僕のはそこまででもなかったですけど。
ウイルス性のいぼとは文字通りウイルスによってできるいぼ。「ウイルス性疣贅」とか「尋常性疣贅」とかって言います。
原因となるウイルスは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」っていうそうです。これ100種類以上あって、その種類によって症状が異なるらしいです。
ま、名前とか原因のウイルスとかどうでもいいんですよ。僕としては。
とにかくなかなか治らないんです。ホントに。しかもどんどん増殖しやがるし、ほったらかしてるとどんどん増えやがる。もう不愉快極まりない奴なんですよ。
治療法は?
基本的には「液体窒素」による「凍結療法」。よく「液体窒素で焼く」って表現されます。焼くって表現がピッタリ。
液体窒素とはマイナス196度という超超低温の液体で、その超低温の液体を患部に当ててやけどみたいな状態にして壊死させるわけ。ウイルスごとね。
wikipediaさんによると、それによって炎症も生じさせることによって炎症反応による抗ウイルス効果も期待できるそうですな。
液体窒素を患部に当てる方法として、綿棒のでっかいやつを押し付けたり噴射できる器具で吹き付けたりします。
これ、基本的に痛いです。やけどさせるわけですから当たり前ですが。でもね、治らないんですよ。なかなか。いぼになってネットでいろいろ検索してみましたが、治りにくいのはその通りなようで、皆さん悩んでるみたいでした。
治療法はこんなカンジなんですが、それでもなかなか治らないのがウイルス性のいぼ。
それじゃあ僕がどうして治ったのかと言いますと、結局気合いだったわけなんですが。
こうして僕はいぼを治しました
左手小指にいぼが!
ある日、左手の小指になにか豆粒大のできもののようなものがあることに気がつきました。
もう本当に小さなできものだったのでそのうち治るだろうと特に気にも留めてなかったんですが、いつの間にかその豆粒大のできものが2つに!そしてさらにほったらかしておくとその2つが合体して結局小指の第一関節より先の半分の面積を占めるくらいの大きさに(実はこの段階でイボコロリを使って自分で治そうとやってみましたが、これは間違いでした)。
これ、別に痛かったりするわけじゃないんですが気になるんですよ、とっても。表面がかなり硬くなってたのでパソコンのキーボードを叩くとき左手の小指だけカチカチ音がするんですよ。もう気になって検索しまくったら、どうやら「ウイルス性のいぼ」だと。皮膚科に行くしかないようなので早速会社帰りに行けそうな病院を探しました。
一軒目の病院
見つけたのはオフィス街にある皮膚科クリニック。そこで予想通り「ウイルス性のいぼ」と診断されました。
治療はネットで調べたとおり液体窒素によるもの。ここは吹き付けるタイプでした。
2~3分液体窒素を吹き付けて修了。痛いことは痛いけど我慢できない程ではない。
これでウイルスを組織ごと破壊するんだと。それで治ると。
その治療を1週間に1回のペースで3ヶ月程続けました。
結果、まったく変化なし。というかちょっといぼ拡大。
確かにいぼの部分が壊死してポコってとれるんですよ。でも奥深くにウイルスさんがまだいらっしゃるようで結局いぼが再生されちゃうんですよね。しかも勢力を拡大して。
結局そのままその病院には行かなくなりました。だって治る気がしないんだもん。別に痛かったりするわけでもないし。
二軒目の病院
それから1年くらいほっておきましたかね?いつの間にかいぼ様はお隣りの薬指にも勢力を拡大してました。僕の営業成績もこのくらい順調に拡大していけばと思うくらいです。
さすがにこのままだと中指、人差し指とどんどんやられかねないので再度病院へ行くことにしました。
今度は前回と違って自宅そばで評判の評判の皮膚科医院にしました。
とってもキレイでオシャレな病院で女性と子供だらけでかなりのアウェイ感でしたが、とにかくまた週1で通いましたよ。
治療はやはり液体窒素による凍結療法。ここは吹き付けるタイプではなくてでっかい綿棒みたいなもので液体窒素を直接指に数回つけるタイプでした。
そして半年後・・・いっさい変化なし。
もうね、この「いぼ」ってのはなんなのかと。
今度は半年通ってみたわけですが、状況は前回の病院に通ってたときとまったく同じ。
ちょっと治ったか?と思ったら拡大再生。その繰り返し。
しかもこの病院、評判がいいだけに混んでるんですよ。
毎回3分程度の治療のために待ち時間1時間くらい。
僕にはムリでした。
もうこのいぼは一生治らないんだなと思い始めましたよ。
三軒目の病院
もう諦め気分でほっておいたんですが、いぼの奴、ちょっとずつ大きくなっていきやがるんですよ。
これがなかなか恐怖で、やっぱりなんとかやっつけたいと。
ここでちょっと考えました。
治療自体はネットでも調べましたが基本的には液体窒素による凍結療法だと。治療自体は特に難しそうではない。液体窒素さえあれば自分でもできそうなくらい。なら評判とかどうでもいい。キレイでオシャレな病院とか必要ない。とにかく待ち時間の少ないそんなに流行ってなさそうな病院でいいじゃん!
ということで失礼な話ですが近所のちょっと古くさい皮膚科に行くことにしました。正直あまり期待もしてなかったんですけどね。
出てきた先生はもうおじいちゃんって言ってもいいくらいの先生でした。
そして治療はいつもの液体窒素。吹き付けタイプ。
でもちょっと違ったのはスピール膏も出してくれたこと。
スピール膏とはサリチル酸の作用で角質を軟化させる薬。一般ではイボコロリとして売ってる奴と同じようなものです。
これを液体窒素を吹き付けた後いぼのサイズに切り取って貼っておけと。そう言われたのでおとなしくそれに従いました。
今度も週一で治療に通い、1ヶ月後・・・
やっぱり特に変化なし。
うーん、やっぱり僕のいぼは治らないのか?
そう思いながらもうトータル何回目かわからないくらいのいつもの液体窒素治療を受けてるときに先生がこんなことを言いました。
「うーん、しつこいいぼだねー。今日はいつもより多めに液体窒素やっとくね。」
横で見ている看護師さんは「痛いですよね。頑張って下さい。」なんて言ってます。
確かに痛いですけど我慢できない程でもないんですけど。
「いままでの病院でこんなにしっかりやられたことないでしょ?」
えーっと、いままでの病院と大差ないなーと思ったので僕は正直に言いました。
「いえ、特に違いがないですが。」
この言葉にカチンときたのか、いつもよりかなり長い時間液体窒素を吹きつけられました。いままでで一番痛かったと思います。
そうして次の治療のときいぼをみてみるとあきらかにいつもより大きく、そして深くいぼがえぐれてるんです!
はじめてこれはイケるか?と思った僕は先生にこう言いました。
「もう僕が痛いとかそういうの一切気にしなくていいので徹底的に限界までやってください!」
この一言でスイッチが入ったのか、先生は
「そうかい?じゃあ徹底的にやるね!」
いつも2~3分なのに10分弱くらいやってたと思います。
これはさすがに痛かった。でも気にしなくていいって言った手前、ひたすら我慢してました。
徹底的にやれって言ったくせに早く終われって心のなかで思ってましたもん。
そして次の週。小指を見たらかなり深く、もう指に穴が開いてるっていってもいいくらいの深さでいぼがボコっととれて、その下からピンク色の肉の部分が見えました。
「やっととれたねぇ。もうウイルスごととれたと思うから液体窒素はいらないね。化膿止めの薬塗っておけばあとは自然に治るよ。」
最初に左手の小指に豆粒大のイボを発見してから5年くらい経ってると思いますが、ついにそのしつこいいぼを撃退した瞬間でした。
さらに薬指のいぼも翌週には同じようにボコっととれました。
こうして僕といぼとの戦いはとりあえず終わりました。
ん?とりあえず?
まとめ
結局いぼとの戦いに決着をつけるのは「気合い」ってことです。
1回の我慢で数年来のいぼがサクッと治っちゃったわけです。あくまで僕の場合はってことですが。
でも相当に痛かったですよ。めちゃくちゃやせ我慢しましたもん。
ところで「とりあえず」ってところですが、その後もいぼできちゃったんですよ。しかも2回も。
2回とも足の裏にできました。いぼできる人はやっぱりできやすい体質なんですかね?ウイルスが原因なら一度出来たら免疫ができたりはしないんですかね?
足の裏の治療は痛かったです。しかもまたやせ我慢で徹底的にやってもらいましたし。
自宅から病院まで徒歩10分くらいなんですが、治療後あまりにも足が痛くて歩くのが大変で家まで1時間以上かかりましたもん。タクシー乗れや!って話ですが。
この2回のいぼはどちらも1回の治療で治りました。やはりいぼの治療に必要なのは「気合い」です。
ところで最初はイボコロリで自分で治そうとしたんですよ。イボコロリっていうのは薬局で売ってる薬で、いぼとか角質を溶かす薬です。
これ、基本的にウイルス性のいぼに使っちゃいけません。ハンパに溶かしたり患部に刺激を与えるとウイルスさんがお怒りになるようで増殖するんですよ。僕もいぼ増殖しました。病院でスピール膏というイボコロリと同じようなものを使ったって書きましたが、それはあくまで液体窒素と併用したってことです。液体窒素治療後のイボをより柔らかくしてザクッと取るためです。自分でイボコロリを使用する場合は魚の目とかタコとかウイルス性じゃないイボにどうぞ。違いがわかんないよって人はあれこれ考えずに病院へ。
最後にこれはあくまで僕の場合の話ですので必ず気合いで治る!といったことではもちろんないです。
が、なかなか治らない人はちょっと頑張って耐えてみてもいいかもしれませんよ。
追記
この記事を読んでいただいて強い液体窒素でイボが治りつつある人もいるようで、なんかすごく嬉しいです!
下のコメントへの返信でも書きましたが、お医者さんにはお医者さんの考えがあるだろうとも思います。
あまり強く液体窒素で焼くと化膿する可能性もありますし、痕が残る可能性もあるかもしれません。部位によっては痕が残ってはマズイ場合もあるでしょう。
僕の場合は化膿することもなく痕も残らずキレイに治りました。が、それはあくまで僕の場合に過ぎません。
ただまたイボができたら同じように「めっちゃ強く焼いて!」って言います。確実に。だってチンタラチンタラ焼いてても一向に治らなかったんですもん(笑)。
だから全然イボが治らないって人は言ってみる価値はあるかと思います。
こういう場合「やってみる場合は自己責任でお願いします。」とか言うものかと思いますが、そもそもいくら「自分で責任取るから強く焼いて!」って言ったところで、お医者さん自身が責任取れないことをいくら患者さんに言われてもやるわけもないかと。
結局強く焼いてもらうにはお医者さんの同意が必要なわけなので、まずはお医者さんとよく相談してみてくださいね。
「ネットで見たんだけどめっちゃ強く焼いたら一撃で治った人もいるみたいなんですよー」とか言ってみるとか?(笑)
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