1年位前の話なんですが、なんかいきなりめまいがしたんですよ。強烈なやつ。もうぐるぐる回るったらない。
症状が収まってからネットでいろいろ調べてみたんですけど、どうやら良性発作性頭位めまい症ってやつだったみたいで。で、最近また同じようなめまいが起きまして。でも今回は結果オーライでなんとなく対処できましたっていうお話。
ぐるぐる回る
確か1年位前だったと思いますが、昼寝してまして、トイレに行きたくなってガバッと起きようとしたらいきなり世界がぐるぐる回りだしたんですよ。強烈なめまいで。もうまったく立てないくらいの。
あまりの強烈さに微動だに出来ずにしばらくじっとしてると30秒くらいで治まりまして。いまのなんだったんだ?と思いつつ改めて起きようとしたらまたぐるぐる。そして吐き気も。というか吐きました・・・。
起きようとする度に、と言うか頭をほんのちょっと動かすだけでめまいが発生するのでもう動くのが怖くてしばらく布団の中でうずくまってじっとしてました。トイレに行きたいのに。
結局1時間くらいうずくまってたらめまいが軽くなってきて、なんとか起き上がって漏らす前にトイレには行けたんですが、4,5日は寝返り打ったりとか頭をちょっと動かすと軽いめまいが続きました。そもそもこんな激しいめまいになったことなかったんで、とにかくいろいろ調べてみたわけですよ。
良性発作性頭位めまい症
症状をまとめてみると、
1.最初は寝ている状態から起き上がろうとした時にめまいが発生。
2.どうやら頭の位置を少しでも動かすとめまい起きる。
3.めまい自体は30秒程度で治まる。
4.ぐるぐる回る回転性のめまいである。
5.吐き気を伴う。
この症状からいろいろ調べてみた結果が、どうやら「良性発作性頭位めまい症」ではないかと。
Wikipediaさんによると良性発作性頭位めまい症とは、
特定の頭位を取るか頭位を変換する(頭の向きを変える、寝た状態から起きあがる等)ことで数秒〜十数秒の回転性めまいを生じ、安静によって沈静化する特徴を持つ。再び頭位を変換することで回転性めまいが誘発される。しばしば嘔吐を伴う。蝸牛症状(難聴、耳鳴など)は見られない。
ん。僕の症状とまさにピッタリ。難聴とか耳鳴りとかもないし。
この良性発作性頭位めまい症、耳石というカルシウムの粒みたいなやつが本来あるべき場所から剥がれ落ちて三半規管内を浮遊していることが原因だとか。三半規管には前半規管、後半規管、外半規管とあるらしいですが、ほとんどの場合は後半規管内に耳石が浮遊して発生するそうです。
よくわかんないけどその耳石とかいうやつを後半規管から出せばいいんじゃね?って思うかもしれませんが、その通りです。
またまたWikipediaを見てみると、
半規管内の浮遊物を卵形嚢に戻す浮遊耳石置換法(エプリー法(英語版))が有効な治療法である。また、めまいが起こる頭位を取れば改善していくので、安静は避ける。
めまいが起こる頭位を取れば改善する、つまり積極的にめまいを起こして後半規管から耳石を追い出せば症状は軽くなっていくってことですよ。動かないでじっとしてると耳石さんは後半規管に居続けるってことなんでしょうね。でも積極的にめまいを起こせって言われましても、あのめまいかなり強烈でしたよ?あれをわざと起こせって・・・キビシイ。でもいろいろ調べてみても安静は禁物なんて普通の病気をまったく正反対のことばかり書いてあるし。
それに「エプリー法」って何ぞや?
エプリー法
エプリー法って言うのは簡単にいうと後半規管の形といまどこに耳石浮遊しているかをイメージしながら頭を動かして、耳石を後半規管から追い出す治療法です。
なんて言ってもさっぱりわからないですよね?探したらこんな動画を見つけました。
これは上を向いて寝ている状態から右耳を下にする方向に頭を動かしたときにめまいが出る人用です。
逆、つまり左耳を下にしたときにめまいが出るならこの治療法も逆になります。
これならちょっと出来そうじゃない?
というか冒頭にお話したとおり、最近またこのめまいが発生したんですよ。
その時この動画のとおりにやってみたんですが、2回やったらほとんど治りました。もう10分位で。1年前に比べれば全然楽に治りました。
まとめ
これはあくまで僕の場合のお話ですから、もちろんめまいが起きたらとっとと病院で診てもらうのが一番安心です。その上でこの「良性発作性頭位めまい症」と診断されればある意味一安心と言えるでしょう。「良性」って名前の安心感ハンパないっす。
僕の場合は4,5日で治まりましたが、数週間続くこともあるようです。
いずれにしても基本的には自然に治っていくめまいなので安静にせずに積極的に動きましょう(笑)
ですが、もしめまいがさらに続くようなら他の病気であることも考えられますから、くどいようですが病院に行ってちゃんと診察してもらってくださいね。